日本ではお中元やお歳暮のように夏と冬に贈り物を送る風習がありますが、韓国でも同様に秋夕(チュソク:추석)と旧正月(ソルラル:설날)の時期に贈り物を贈ります。
韓国の名節は旧暦で行われるため、その年によって日程は異なりますが、秋夕はだいたい9月頃で、日本のお盆のように親戚が集まり墓参りなどの行事が行われます。
旧正月はだいたい1~2月頃で、日本とは異なり新暦のお正月(1月1日)ではなく旧暦上の新年を祝うため、秋夕と並び最大の祝祭日となります。今年(2026年)の旧正月は2月17日でした。


贈り物の種類としては、日本でもなじみのある調味料や肉・魚などの食料品、洗剤や酒類などに加え、ドラマでもよく目にする健康食品や朝鮮人参などの韓方食材や韓方酒、乾物など、韓国ならではの商品も見受けられます。





また、韓国では贈り物に熨斗を付ける習慣はなく、包装箱+不織布バッグ入りの仕様になっていたり、包装箱自体に手提げがついていてそのまま渡せる形になっているものが主流でした。

八角形は風水的にも幸運を引き寄せるとされている形で、加えて強度や密閉性も高いそうです。

包装箱+不織布バッグ

手提げ付きの包装箱※ここでも1+1が(笑)


お酒などの少し高価なものはポジャギ(보자기)と呼ばれる風呂敷のような韓国の伝統的な布で包装したものもあり、これがまたとてもかわいくて目を惹かれました。




また「名節の贈り物として」というわけではありませんが、ここで少し一般的に韓国ではNGな贈り物をご紹介します。
・靴
恋人同士でNGなプレゼントの代表で、理由はその靴を履いて去ってしまうとされているからだそうです。
・ハンカチ
涙を拭うもの=別れと連想されるためだそうです。
・ナイフやハサミ
「切る」道具ということから「縁を切りたい」というメッセージと受け取られてしまうそうです。
韓国の方に贈り物をする際のご参考にどうぞ。
私は最初、秋夕の時期にスーパーに行った際、ずらっと陳列された贈り物売り場を目にして、韓国にも日本と同じような時節に同様に贈り物をする文化があると知り、親近感を感じてなんだか嬉しくなりました。今回ご紹介するにあたり取材を進める中で、特に韓国の文化に基づいた商品展開や包装形態・箱の形状など色々な発見があり、とても面白かったです。
掲載の画像から、その違いや面白みが伝われば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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