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マレーシア発祥のチョコレートブランド「Beryl's Chocolate」の魅力とこだわりの商品

マレーシアを代表するチョコレートといえば「Beryl's Chocolate(ベリーズ・チョコレート)」。
かつて欧米のような有名なチョコレートブランドがなかったマレーシアで、自国発祥の企業として本格的な製品の提供を目的に設立されたのが本メーカーです。品質や味の良さが評価され、今ではマレーシアを代表する存在となり、世界中で愛されるブランドに成長しました。本稿では、そんな「Beryl's Chocolate」について取り上げていきます。

「Beryl's Chocolate」の歴史とこだわり

同社の歴史は、1995年にクアラルンプール南部に位置する小さな町、デサ・スルダンに最初の工場を設立したことから始まりました。当初は主に全国の免税店やスーパーマーケットを利用する個人消費者向けにチョコレートをつくっていました。その後、工場や製造ラインを増やし、規模も拡大。高品質の製品が評判となり、今では世界15か国以上で販売されるグローバルブランドとなりました。(2026年6月現在)

「Beryl's Chocolate」の最大の特徴は、厳選されたカカオと商品の製造方法にあります。マレーシア国内のカカオ農園と直接契約を結び、収穫から発酵、乾燥、焙煎まで一貫した管理を行っています。このプロセスにより、香り高く濃厚なチョコレートが生まれます。さらに、最新のチョコレート製造技術を導入し、温度や湿度を精密にコントロールすることで、豊かな香りとなめらかな口どけ、深い味わいをつくりあげています。

日本ではあまり浸透していませんが、マレーシアは高品質なカカオの産地としても知られています。そんなカカオの純粋な風味を最大限に引き出す製法を採用することで、市販のチョコレートのような過度な甘みではなく、自然な甘さやカカオ本来のコクや苦みをしっかりと感じられる商品が出来上がりました。
加えて、ドリアン、マンゴー、パンダンリーフなど、マレーシアならではの特産物を組み合わせたユニークな商品を作っていることも魅力の一つです。マレーシアの名産品だけでなく、海外で人気の抹茶のフレーバーなどもあります。日本の名物である抹茶がグローバルブランドの商品にラインナップされているのは、日本人としても嬉しい点です。

こうしたバリエーションの豊富さに加え、全てのチョコレートがハラル認証を取得していることも、マレーシアならではの特徴です。ハラル認証があることでムスリムの方も安心して食べることができるため、イスラム教国であるマレーシアだけでなく、他国でもお土産として定評があります。また、クアラルンプールのペトロナスタワーの絵が入った缶のチョコレートや、高級感のあるギフトセットなどもあり、デザインやパッケージにも工夫が凝らされています。フレーバーや包装を変えれば多種多様な組み合わせのお土産やプレゼントが作れて、自分用や家庭用、贈り物など様々な用途に対応できるのも多くの方に本ブランドが支持されている要因です。

バリエーションに富んだ「Beryl's Chocolate」の商品

以下では、実際に筆者が試した商品についてご紹介します。

Tiramisu Almond Milk Chocolate(左下赤箱)、Sea Salt Dark Chocolate(右上の青箱)、Gula Melaka Milk Chocolate(右下の黄色の箱)
Tiramisu Almond Milk Chocolate(左下赤箱)

まずご紹介するのは、「Beryl's Chocolate」で最も有名な「Tiramisu」という名のチョコレートです。Tiramisuはアーモンドをチョコレートでコーティングした商品で、マスカルポーネ風味のティラミスパウダーが入っていることからこのような名称がついています。

Tiramisuにはいくつかの種類があり、箱の色によりチョコレートのフレーバーが変わります。赤箱の商品にはミルクチョコレートが使用されています。ミルクチョコレートが使われているため甘さはしっかりとありながら、マスカルポーネのコクとティラミスパウダーのほろ苦さがバランスよく調和し、ティラミスの風味を忠実に再現した仕上がりとなっています。カリッとしたアーモンドの心地よい食感とチョコレートの上質な味わいが合わさった、同ブランドを代表する看板商品です。

Sea Salt Dark Chocolate(右上の青箱)

こちらは、塩チョコレートのフレーバーです。箱の中には個包装になった一口サイズの薄いチョコレートが入っています。チョコレートはカカオの味がしっかりするビターなタイプで、そこに塩がアクセントとして加えられています。カカオのコクのある味わいに塩が入ることで、旨みが引き立つ仕上がりになっています。甘いものが苦手な方でも楽しめる大人な味わいの商品です。

Gula Melaka Milk Chocolate(右下の黄色の箱)

こちらは「椰子(ヤシ)黒糖」である「グラマラッカ」を使用したチョコレートです。マレーシアの名産品を使ったフレーバーです。グラマラッカは、サトウキビの砂糖とは異なり、ココナッツの樹液を煮詰めて作られるため、ミネラルが豊富で濃厚なコクとバタースコッチのような芳醇な風味が特徴です。ココナッツの香りがふんわりとする、南国らしさが溢れる一品です。

Tiramisu Almond White Chocolate(白箱)

Tiramisu Almond White Chocolate(白箱)

こちらは先ほどご紹介したTiramisuのホワイトチョコレートバージョンです。チョコレートがホワイトチョコレートに変わることでミルキー感が強まるため、まろやかでクリーミーなテイストを好む方におすすめです。

Tiramisu Almond Dark Chocolate(黒箱)

Tiramisu Almond Dark Chocolate(黒箱)

Tiramisuにはダークチョコレートフレーバーもあります。ダークチョコレートバージョンは甘さ控えめでカカオの旨みが溢れる味わいです。カカオのコクと苦味をしっかり感じられる大人向けの商品です。

Caramel(上の黄色い箱)、Beryl's Classic Tiramisu(右下のワインレッドの箱)、Crunchy Delights(左下の緑色の箱)

Caramel(上の黄色い箱)

こちらはニューフレーバーのキャラメル味のチョコレートです。見た目はTiramisuと似ていますが、マスカルポーネ風味のティラミスパウダーは入っておらず、全く異なる味わいです。砕いたビスケット入りのキャラメル味のチョコレートがアーモンドにコーティングされており、アーモンドのカリッとした食感とビスケットのサクサク感の2つの食感を楽しむことができます。ビスケットとアーモンドがよいアクセントとなり、濃厚なチョコレートの味わいをより引き立てています。

Beryl's Classic Tiramisu(右下のワインレッドの箱)

こちらはTiramisuの生チョコバージョンです。先ほどご紹介したTiramisuと異なるのは、アーモンドが入っておらず、ココアパウダーをまとった一口サイズのチョコレートになっている点です。Tiramisuシリーズなのでマスカルポーネチーズパウダーを使用しているのは同様ですが、食感は異なり、口に入れるとトロリと溶けていきます。ほのかに感じるコーヒーのほろ苦さとミルクチョコレートの甘さ、なめらかな口どけがおいしい上質な一品です。

Crunchy Delights(左下の緑色の箱)

こちらも新作のクランチチョコレートで、ジャンドゥーヤ(Gianduja)と砕いたビスケットとアーモンドが入っています。ジャンドゥーヤとは、焙煎したナッツ類のペーストとチョコレートを合わせたものです。少しビターなテイストのチョコレートとナッツの芳醇で香ばしい風味、ビスケットのサクサク感がベストマッチ。リッチな味わいと豊かな香りが印象的な商品です。

商品の一つひとつから、製品へのこだわりや情熱が感じられる「Beryl's Chocolate」。豊富なラインナップがあり、それぞれから異なる味わいを楽しめるため、チョコレート好きなら一度は試してみたいブランドです。マレーシアを訪れる際は、ぜひお気に入りの一品を見つけてみてはいかがでしょうか。

▼参考資料
Beryl's Chocolate
https://berylschocolate.com/

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