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ドイツのBIOスーパーで見つけた!「おしゃれドリンク」3ブランド比較

ドイツのBIOスーパーに並ぶ個性派ドリンクブランド

ドイツのBIOスーパーのドリンク売り場
BIOスーパーのドリンク棚を見ていると、日本ではあまり見かけないようなガラス瓶のジュースや炭酸飲料が数多く並んでいます。ドイツでは、飲料のガラス瓶を回収・再利用する「Pfand制度(デポジット)」が広く浸透しており、飲み終わった瓶をスーパーへ返却する文化があります。そのため、ガラス瓶のドリンクはとても身近な存在です。

また、ただ"おしゃれ"なだけではなく、ブランドごとにデザインや世界観が大きく異なるのも面白いポイントです。今回は、BIOスーパーで見つけたドイツのドリンクブランドを比較しながら、それぞれのパッケージやブランドの特徴を見ていきます。

味はほとんどコカ・コーラ? 「fritz-kola」

「fritz-kola」のパッケージ
ドイツのドリンクブランドの中でも、特に存在感があるのが「fritz-kola」です。ハンブルク発のブランドで、白黒を基調にしたシンプルなデザインが特徴的です。実際に飲んでみて驚いたのは、「とてもコカ・コーラに近い味わい」と感じたことです。味そのものには親しみを感じる一方で、ブランドの見せ方や雰囲気には大きな違いを感じました。

「fritz-kola」は個人経営のカフェやおしゃれなバーなどで見かけることも多く、飲み物そのものだけではなく、"どんな場所に置かれているか"もブランドの世界観づくりにつながっているように感じます。"ただのコーラ"ではなく、ライフスタイルや空気感まで含めて楽しむブランドという印象でした。

フェアトレードブランド「Lemonaid」

「Lemonaid」のパッケージ
BIOスーパーのドリンク棚の中でも、特にシンプルなデザインが目を引いたのが「Lemonaid」です。白をベースにしたラベルに、フルーツごとのカラーが使われていて、並んでいるだけでも統一感があります。派手な装飾はほとんどありませんが、そのシンプルさが逆に印象に残り、"ナチュラル"な雰囲気を強く感じるデザインでした。

また、「Lemonaid」はフェアトレードやオーガニック素材にも力を入れているブランドです。パッケージにもその考え方が自然に取り入れられていて、ただおしゃれなだけではなく、「ブランドの姿勢」が伝わってくるように感じました。実際にドイツのBIOスーパーでは、環境や社会性を意識した商品を見かけることも多く、「Lemonaid」もその空気感を象徴するようなブランドのひとつだと思います。

地域の果樹園文化を守る「Ostmost」

「Ostmost」のパッケージ
今回のドリンク棚の中でも、少しクラフトビールのような雰囲気を感じたのが「Ostmost」です。他のBIO系ドリンクと比べても、どこかローカル感のあるデザインが印象的でした。ラベルにはイラストや特徴的なロゴが使われていて、ジュースというより"クラフトドリンク"のような空気感があります。

「Ostmost」は、昔ながらの果樹園や古いリンゴ品種を守る活動とも結びついたブランドです。大量生産向けの均一な果物ではなく、地域の果樹園で育った果物を活用し、農家から適正な価格で買い取る取り組みも行っています。そのため、単なるジュースブランドというより、"地域の農業文化を未来につなぐブランド"のような印象を受けました。

それぞれのブランドについてドイツの人に聞いてみた!

3種類のドリンクパッケージ
Q. 「fritz-kola」って、ドイツではどんなイメージのブランド?

A.「コカ・コーラのちょっと上位版みたいな存在」という印象があります。
普段からごくごく飲む定番のコーラというより、"ちょっといいものを飲みたい時"に選ぶ感じ。レストランやカフェで飲むイメージが強いですね。

Q. どんな場所で見かけることが多い?

A.どこにでもあるというより、おしゃれなカフェや少し雰囲気の良いレストランに置いてある印象です。
単なる炭酸飲料というより、ライフスタイルブランドっぽさがあります。

Q. 普通のコーラとの違いは感じる?

A.コカ・コーラを日常的によく飲む人は結構いますが、「fritz-kola」は"飲む時間そのものを楽しむ"感覚に近いかもしれません。
ガラス瓶でサイズも小さめなので、特別感があります。

カフェに「fritz-kola」が飾られている
実際、先日訪れたカフェでも、ショーケースの上に「fritz-kola」が飾られているのを見かけました。
ただ飲み物として置かれているというより、"お店の雰囲気をつくるアイテム"のひとつとして扱われているようにも感じます。"そのブランドを選ぶこと"自体に価値があるような存在なのかもしれません。

Q. 「Ostmost」のどんなところが"ドイツっぽい"と感じた?

A.ラベルのデザインから、地域に残る昔ながらの果樹園や果物の品種を大切にしている感じが伝わってきました。実際にそういった活動につながっていると知ると、「良いブランドだな」と感じます。ドイツ人は、こういうコンセプトを大切にしているブランドを好きな人が多いと思います。

Q. パッケージで印象に残った部分はある?

A.ラベルの裏に隠しメッセージのようなものが書かれていて、面白いなと思いました。こういう遊び心のあるデザインは、ブランドの個性にもつながっていると感じます。

Q. 気になった点はあった?

A.デザインとしては面白いけれど、少しやりすぎかなとも感じました。そこまでデザインにコストをかけるより、もう少し価格が安い方が個人的には好印象かもしれません。

ラベルの裏の隠れたメッセージ
ラベルの裏にある隠れたメッセージを見つけた時、私は「こういう遊び心があるんだ!」と少しワクワクしました。ただ、インタビューでは「その分、価格が高くなっていそう」という意見もあり、デザインに対する感覚の違いが興味深かったです。
また、地域の果樹園や昔ながらの果物の品種を大切にしているという背景を知ると、単なるジュースブランドではなく、"ブランドの考え方ごと選ばれている"ようにも感じました。

Q. 「Lemonaid」のパッケージを見て、最初はどんな印象だった?

A.最初は、シンプルなデザインだったので「比較的安いブランドなのかな?」と思いました。正直、デザインだけで見ると、あまり好みではなかったです。

Q. そこから印象は変わった?

A.パッケージにフェアトレードについて書かれているのを見て、「このコンセプトならこのデザインなんだ」と納得しました。できるだけパッケージにお金をかけず、その分を素材や労働者に還元しているように感じて、印象がかなり良くなりました。

Q. 「Ostmost」と比べるとどう感じた?

A.どちらもコンセプトを大切にしているブランドだと思いますが、個人的には「Lemonaid」の方が好印象でした。「Ostmost」はデザインにかなり力を入れている印象がありますが、「Lemonaid」は"必要以上に飾らない感じ"がコンセプトに合っている気がします。

飾らないシンプルなデザイン
個人的には、シンプルなデザインの商品を見ると「その分、中身にこだわっていそう」というイメージを持っていました。ただ、今回のインタビューでは、ドイツ人の中では必ずしもそういう印象ではないことが分かり、興味深く感じました。一方で、フェアトレードなどのコンセプトを知ったことで、デザインや価格にも納得している様子が印象的でした。やはりドイツでも、単なる見た目だけではなく、"どんな考え方を持っているブランドなのか"が、商品への評価につながっているのかもしれません。

まとめ

自然を背景にドリンクを手に持っている様子
今回、ドイツのBIOドリンクブランドを見比べながらインタビューをしてみて、高価格帯の商品には大きく2つの方向性があるように感じました。一つは、パッケージデザインと品質の両方を作り込むタイプで、もう一つは、品質やコンセプトを重視し、その分パッケージはあえてシンプルに仕上げるタイプです。

今回の反応を見ていると、ドイツでは「高品質=しっかり作り込まれたデザイン」という印象を持つ人も多い一方で、「Lemonaid」のように"シンプルなデザインには理由がある"と知ることで、ブランドへの印象が大きく変わるのも興味深く感じました。また、「買うことで誰かの役に立つ」「地域の文化を守る」といったコンセプトも、ドイツでは好意的に受け取られているようでした。

ドイツのBIOスーパーのドリンク棚には、単なる飲み物ではなく、それぞれのブランドの考え方や価値観が詰まっているように感じます。パッケージを見るだけでも、その国らしい"もの選びの感覚"が少し見えてくるのが面白いところでした。

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