ドイツで有名なお茶専門店「TeeGschwendner」

ドイツと聞くと、ビールやコーヒーを思い浮かべる人が多いかもしれません。実際に街を歩いていてもカフェは多く、朝食と一緒にコーヒーを楽しむ人の姿をよく見かけます。ですが、ドイツで暮らしてみると、お茶文化もとても身近な存在だと感じます。スーパーにはずらりとお茶売り場が並び、ハーブティーやフルーツティーの種類も豊富です。体調や気分に合わせてお茶を選ぶ文化が、日常の中に自然と根付いています。
そんなドイツで有名なお茶専門店のひとつが、TeeGschwendnerです。街中で見かけて気になって入ってみると、店内には世界中の茶葉が並び、香りを試しながら選べる楽しい空間が広がっていました。今回は実際に店舗を訪れながら、TeeGschwendnerの魅力や、ドイツならではのお茶文化について紹介します。
TeeGschwendnerってどんなブランド?

TeeGschwendnerは、ドイツで広く知られている老舗のティーブランドです。紅茶だけでなく、緑茶、ルイボスティー、ハーブティー、フルーツティーなど、幅広い種類のお茶を取り扱っており、街中の店舗では世界各地の茶葉がずらりと並ぶ様子を見ることができます。
特徴的なのは、茶葉を量り売りで購入できることです。必要な分だけ買えるため、「少しだけ試してみたい」という時にも選びやすく、香りを確認しながら自分好みのお茶を探せるのも魅力です。実際に店内では、缶のふたを開けて香りを試している人の姿も多く見かけました。
また、パッケージや店内デザインからは、ドイツらしいシンプルさと機能性も感じられます。高級感はありつつも入りづらい雰囲気はなく、普段使いのお茶を買いに来ている人も多い印象でした。スーパーでも気軽にお茶を買えるドイツですが、専門店ならではの「香りを選ぶ楽しさ」や、「茶葉そのものを味わう体験」ができるのが、TeeGschwendnerならではの魅力だと感じました。
まるで図書館のよう?心おどる茶葉ディスプレイ

実際に店舗を訪れてまず印象的だったのが、店内にずらりと並ぶ茶葉の棚です。小さめの店舗ながら、その種類の多さは圧巻。壁一面に並んだ大きな缶や引き出しのような収納は、まるで図書館のようでもあり、「どんなお茶があるんだろう」と見ているだけでわくわくする空間でした。

パッケージはとてもシンプルで、紙の袋にそれぞれの茶葉の情報が書かれたラベルが貼られています。派手さはないものの、上品で統一感があり、素材感もどこかナチュラル。ドイツらしい機能的なデザインの中に、専門店ならではの落ち着いた雰囲気を感じました。
また、店内は専門店感がありつつも堅苦しさはなく、気軽に入りやすい空気感だったのも印象的です。もし店頭にお目当ての茶葉が見当たらなくても、店員さんに相談すると、好みや飲みたい気分を聞きながらおすすめを提案してくれます。同じセイロンティーでも、「こちらは香りが華やか」「こちらはコクが強め」など、産地や風味の違いまで丁寧に説明してくれ、その知識の豊富さはまさにプロフェッショナル。

さらに嬉しかったのが、実際に茶葉の香りを確認できること。缶を開けてもらい、自分の好みに合うかを確かめながら選べるので、"買い物"というより"体験"に近い感覚があります。

必要なグラム数を伝えると、その場で茶葉を量って袋に詰めてくれるのも専門店ならでは。少量から購入できるため、新しい茶葉にも挑戦しやすいと感じました。

店内には定番の茶葉だけでなく、季節やイベントに合わせた商品も並んでいました。訪れた時期はちょうど父の日の前だったこともあり、父の日向けのギフトセットが展開されていたのが印象的です。茶葉とマグカップを組み合わせたセットなどが販売されていて、"お茶を贈る文化"が自然に根付いていることを感じました。

また、茶葉だけでなく、マグカップや急須、お茶関連グッズも充実していました。シンプルで落ち着いたデザインのものが多く、お茶好きの人へのプレゼントにもぴったりな雰囲気です。紅茶専門店というイメージが強かったのですが、日本の抹茶茶碗のようなアイテムもあり、世界のお茶文化を楽しめる空間になっていました。

そして、やはり目を引いたのはハーブティーの種類の豊富さです。ドイツではハーブティーがとても身近な存在で、スーパーでも多く見かけますが、専門店でも多くの種類が並べられていました。

中には「ストロベリーチーズケーキ」というユニークな名前のフレーバーティーもあり、思わず気になってしまいました。日本では"お茶"というと落ち着いた味わいをイメージすることが多いですが、ドイツではデザート感覚で楽しめる遊び心のあるフレーバーも人気なのかもしれません。
ドイツ人に聞いてみた!ドイツのお茶文化とTeeGschwendner

Q.普段、お茶はよく飲む?
A.「実はそこまで飲まないかな。普段はほとんどコーヒーを飲んでる。子どもの頃にお茶を飲むのは、風邪をひいた時くらいだった。やっぱりコーヒーの方がポピュラーだと思う。」
Q.どんな時にお茶を飲む?
A.「風邪の時かな。フェンネルティーやカモミールティー、ジンジャー入りのお茶を飲むことが多いよ。家には、胃腸用のハーブティーと、風邪の時用のジンジャーティー、それから気持ちを落ち着かせるラベンダー入りのハーブティーを置いてる。」
Q.TeeGschwendnerってどんなイメージ?
A.「すごく伝統的なお店。"紅茶といえばこのショップ"っていうイメージがある。お茶が好きな人は知ってるブランドって感じ。ハイクオリティでフレッシュな茶葉が売っているイメージもあるかな。」
Q.TeeGschwendnerではどんな時にお茶を買う?
A.「プレゼント用に買うことがある。ティーバッグじゃなくて茶葉そのものだから、"特別なお茶"って感じがして喜ばれるし、ほとんどの人はお茶が好きだから渡しやすい。パッケージもシンプルだけどプロっぽくて好き。ちゃんとした専門店って感じがする。あと自分用にも買うよ。前に煎茶を試した時にすごく美味しくて、そのあと何回かリピートした。日本のお茶も美味しいものが売ってると思う。」
実際に話を聞いてみて印象的だったのは、ドイツではお茶が"日常的に飲むもの"というより、体調や気分に合わせて取り入れる存在だということでした。日本とは少し違う距離感がありながらも、フェンネルティーやカモミールティーを自然に生活へ取り入れている様子からは、ドイツらしいハーブ文化の根強さも感じます。
また、「紅茶といえばTeeGschwendner」という言葉からは、このブランドが長く親しまれてきた存在であることも伝わってきました。普段はコーヒー派という人でも、"特別なお茶を選ぶ場所"として認識されているのが興味深かったです。
まとめ

今回、TeeGschwendnerを訪れてみて感じたのは、単なる"紅茶専門店"ではなく、「お茶を選ぶ時間そのものを楽しめる場所」だということでした。香りを試しながら自分好みの茶葉を探したり、店員さんに相談しながら新しいお茶に出会えたりする体験は、スーパーでお茶を買うのとはまた違った楽しさがあります。
また、ドイツではコーヒー文化の存在感が大きい一方で、ハーブティーを体調管理やリラックスのために取り入れる習慣が日常に根付いていることも印象的でした。実際にインタビューを通しても、お茶が"特別な嗜好品"というより、暮らしに寄り添う存在であることが伝わってきます。
店内のディスプレイやパッケージからも、ドイツらしい機能美や専門店らしい安心感を感じられたTeeGschwendner。ドイツのお茶文化を体験してみたい人に、ぜひ訪れてほしい場所です。
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