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ドイツで見つけた"金色の包み"の正体は?

特別感のある金色のパッケージ

スーパーに並ぶ金色のパッケージ
ドイツのスーパーでよく見かける、金色の包みに包まれた商品。
最初は「バターかな?」と思っていたのですが、今度はよく行くベーカリーでも、金色や銀色のホイルに包まれた似た雰囲気の商品を発見しました。

店頭でも目立っていて、他のパンとは明らかに違う重厚感があります。しかも持ってみると、びっくりするほど重たい。何か特別なパンのようです。
というわけで今回は、ドイツで見つけた"特別なパッケージのパン"の正体と、ドイツ人にとってこの商品がどんな存在なのかを探ってみます。

ドイツのベーカリー文化って実際どんな感じ?

ドイツのベーカリー
ドイツで暮らしていて驚くのが、街の中にとにかくベーカリーが多いことです。駅の中、スーパーの隣、住宅街の角など、少し歩くだけでもパン屋を何軒も見かけます。実際にドイツ人の友人に話を聞いてみると、ドイツでは「朝と夜にパンを食べる」という家庭も多いそう。温かい食事は昼だけで、朝と夜はパンにチーズやハムを合わせるような、シンプルな食事が定番らしいです。

確かにスーパーを見ても、チーズやハムの種類がとても豊富で、"パンと一緒に食べる文化"が根付いていることを感じます。日本ではパンは軽食や朝食のイメージが強いですが、ドイツでは毎日の食事そのものとして、かなり重要な存在なのかもしれません。

また、日本のパン屋では菓子パンや惣菜パンが目立つ一方で、ドイツのベーカリーにはライ麦パンや全粒粉パンなど、ずっしり重たいパンがずらりと並んでいます。朝にはパンを買いに来る人で賑わい、カフェスペースでコーヒーと一緒に楽しむ人の姿もよく見かけます。ドイツのベーカリーを見ていると、パンが単なる食べ物ではなく、暮らしに深く根付いた存在なんだなと感じます。

毎日のように通う人がいて、お気に入りのパン屋があり、地域ごとに少しずつパンの種類や特徴も違う。そんな"日常の文化"としてパンが愛されている空気があります。だからこそ、スーパーやベーカリーで見かけた、あの特別な包みに包まれたパンにも、どこか"ただのパンではない存在感"があったのかもしれません。

"特別なパッケージのパン"の正体とは?

「Trauben-Nuss-Brot」のパッケージ
気になっていたこの商品に似たものをベーカリーでも見つけたので、正体を聞いてみると、「ナッツの入ったパン」なのだそう。こちらのパッケージは銀色でしたが、スーパーで見た金色のものと中身は同じ種類のパンだそうです。

今回購入したのは「Trauben-Nuss-Brot」。ドイツ語で「レーズン&ナッツパン」という意味で、ライ麦全粒粉をベースに、レーズンやヘーゼルナッツがたっぷり入ったパンでした。他にも種類があり、レーズンが入っていないシンプルなものもありました。

まず驚いたのが、その重さ。見た目はそこまで大きくないのに、持ってみるとずっしり。日本のふわふわした食パンとはまったく違い、"中身がぎっしり詰まっている"感覚があります。

銀色のホイルで包装されたパン
さらに特徴的だったのが、銀色のホイル包装。日本のパンは透明の袋に入っていることが多いですが、このパンはまるで高級なお菓子や保存食のような包み方です。実際、こうしたライ麦系のパンは水分量が多く、しっとりした状態を保つためにホイル包装が使われることもあるそうです。

中にはレーズンやナッツがぎっしり入っている
開けてみると、さらにびっくり。パンの周りにはオーツのような穀物がまぶされていて、中にはレーズンやナッツがぎっしり。スライスもかなり薄いのですが、それでも一枚で十分な存在感があります。

実際に食べてみると、日本のパンとはかなり違いました。レーズン入りなので少し甘いのかと思っていたのですが、むしろ印象的だったのはライ麦特有の酸味。ふわっとした甘みはほとんどなく、"穀物そのもの"を食べているような感覚です。正直、「めちゃくちゃ美味しい!」という感じではありませんでした。それでも、スーパーやベーカリーで存在感を放っていた理由や、どんな人に選ばれているのか気になりました。

パッケージから見える"ドイツらしさ"

目を引く金色のパッケージ
今回気になったのは、パンそのものだけではありません。スーパーで見つけた金色のパッケージ、そしてベーカリーで見つけた銀×黒のホイル包装。どちらも、他のパンとは明らかに違う存在感がありました。

スーパーで見かけた金色のパッケージは、とにかく目立ちます。最初は「バターかな?」と思うほどインパクトがあり、どこか昔ながらの保存食品のような雰囲気もあります。実際に見ると、"ふわふわの食パン"というより、「穀物をしっかり食べるためのパン」という印象が強く、健康感や伝統感を前面に出しているように感じました。

一方、ベーカリーで見つけた銀×黒のパッケージは、少し高級感のある雰囲気。ホイル包装の重厚感もあり、まるで高級チョコレートや焼き菓子のようです。「1896年創業」や「Brotkultur(パン文化)」という言葉も書かれていて、"ただの食品"ではなく、"文化としてのパン"を大切にしている空気を感じました。

面白いのは、どちらも派手さはあるのに、日本のパッケージとは方向性がかなり違うことです。
日本のパンは、

  • ふわふわ
  • しっとり
  • 甘そう
  • 新商品感

を伝えるデザインが多い印象があります。
一方で、ドイツのパンは、

  • 穀物感
  • 重厚感
  • 伝統
  • 保存性
  • 職人感

を大切にしているように感じました。
パッケージを見ているだけでも、その国で"パンに何を求めているのか"が見えてくる。今回のパンは、そんなドイツらしさが詰まった存在でした。

ドイツ人にとって、このパンはどんな存在?

売り場で目立つ金色のパッケージ
気になったので、ドイツ人の友人にもこのパンについて聞いてみました。すると返ってきたのは、少し意外な答えでした。

「実家にはいつもあったけど、普段食べるパンがなくなった時の非常用みたいな存在かな。親も常備はしていたけど、日常的に食べていたわけではないよ。」

私は、この特別なパッケージのパンがドイツ人にとってどんな存在なのか気になっていたのですが、どうやら毎日の食卓に欠かせない定番というより、保存がきくため"家に置いてあると安心なパン"に近いようです。

さらに話を聞くと、「健康的なパンというイメージはある。でも、特別美味しいという感じではないかな。健康を意識している人はよく食べるかもしれない。」とのこと。
また、私が強く感じた酸味について聞いてみると、「酸味はあまり気にならない。それよりも水分が多くてしっとりしたパンという印象。」という答えが返ってきました。

同じパンを食べても、育った食文化によって感じ方は大きく違うのかもしれません。私には独特に感じた味も、ドイツ人にとっては昔から見慣れた、ごく身近なパンのひとつなのだと感じました。

まとめ

スーパーで見かけてずっと気になっていた商品の正体は、ドイツらしいライ麦パンや全粒粉パンの仲間でした。実際に食べてみると、日本のパンとはかなり違う味わいで、ずっしりとした重さや穀物の存在感が印象的でした。

また、ドイツ人の友人に聞いてみると、こうしたパンは家庭によっては常備しておくものの、必ずしも日常的に食べるわけではないことも分かりました。特別なパッケージが気になって手に取ったパンでしたが、そこからドイツの食文化を少し覗くことができた気がします。

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