こんにちはpackagecollection(以後パケコレ)です。(パケコレのプロフィールページはこちら。)
今回のテーマは、「おしゃれなパッケージの深掘り(後編)」!
前回とりあげた「パケ買い」したくなるおしゃれなパッケージの商品分析、後編です。中の面や個包装のデザインはどうなっているのか?深堀していきたいと思います!
▼前編はこちら
あのパッケージは「なぜオシャレに見えるのか」を深掘りしてみる(前編)【連載第28回】
デザイン分析3
チェックの可愛らしい枠の中に、さりげなく入れ込まれた筆記体・サンセリフ体・手書きの文字。横組みだけでなく、わざと縦組みも取り入れ、まるでチケットのようです。
原産国の部分に対して手書き文字を取り入れ、デザインに抑揚を出しています。色数は外箱の色味と合わせることで、同じ商品のツールであることが理解できるようにしています。
外装のパッケージでもそうだったのですが、使用している素材の多さが面白いです。今回は、書体の表現数が多いですね。インビテーションカードだけで3タイプの書体(手書き含む)を使用しているのです。気づきましたか?
さりげない部分ですが、この素材のまとめ方にもかなりのデザインセンスが必要となります。あっさりと違和感なくまとめあげている、素晴らしいデザインです。
デザイン分析4
うっすら商品が見えるようなPP袋で商品を見せつつも、あっさりとしたデザインのあしらいで激しくない主張を。
大半の商品では、外箱と中袋のデザインはイコールにしてしまいがちです(流用とも言える)。そこを、素材感も加味したデザインをしているなんて、見れば見るほど奥が深い。さりげないセンスが光りまくりのパッケージです。
まとめ
前回のデザイン分析でも「あぁ、言われてみれば、たしかに!」と言えるような要素が積み重なることでオシャレなデザインができているんですよ、とご説明したと思うのですが、中面のデザインも同様でした。使っている素材・デザインの要素・英語表記ひとつひとつは珍しくないものだったりしますが、それらを組合せることでセンスが生まれます。「組み合わせ方」が大切なのです。
そして、この組み合わせ方に興味を持ち、知っていくことでパターンを学ぶことができます。そのパターンを自分で試し、センスを磨いていく。この経験が多い人が「力のある」デザイナーではないかと思っているのです。
私もその一人でありたいので「分析する視点」を持ち、日々売場やパッケージを見つめるようにしています。そして、このように分析をアウトプットすることも、とても勉強になります。皆さまも是非、アウトプット(人に伝えるなど)してみてはいかがでしょうか?デザインセンスを磨きたい方は、取り入れてみても損はないと思った筆者でございました。
以上、パケコレでした。
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