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レトロかわいいパッケージデザイン!選ばれる「九州土産」5選【連載第14回】

画像:packagecollection

こんにちはpackagecollection(以後パケコレ)です。(パケコレのプロフィールページはこちら。)

今回のテーマは「九州土産のパッケージデザイン」!

今回は、純粋にカワイイと思った「九州土産のお菓子」の特集をさせていただきたいと思います!九州といえば福岡・熊本をはじめとする「食」が豊かな場所で、長崎などは出島文化もあるためレトロなデザインのパッケージも多くみられます。

おしゃれすぎず、でも古すぎず、なんだか買って帰りたくなるおしゃれなパッケージがたくさん見つかりました!

お気に入りデザイン1:ミルクセーキほろり~ポルポローネ~

Photo:ミルクセーキほろり~ポルポローネ~

レトロなミルクセーキのモチーフを使用した長崎のお菓子です。細いエレメント(各部のデザイン)でイラストが描かれている中にも存在感があり、写真・ベースカラー・ロゴがうまく落とし込まれているところと、レトロなアンニュイ感がうまく醸成されているところが素敵だなぁと思いました。アシンメトリーで、パターンのようなデザイン構成がうまく「レトロ感」を醸成しているのかもしれないですね。

お気に入りデザイン2:唐津レモンケーキ

Photo:唐津レモンケーキ

なんだか書物のようなラベルに、くり抜かれたレモンから見える商品画像とデザイン要素がさりげなくおしゃれで、上品にまとまっていますね。レモンケーキの商品写真とレモンのグラフィックデザイン、そしてその下にパターンとして波模様が入っているところがとても素敵です!

書体も可愛すぎず、竹の筆でガリガリと書いたような感じが「唐津」の情緒を演出しているなと思いました。 

お気に入りデザイン3:文明堂のカステラ

Photo:文明堂のカステラ

もちろん外せません!長崎名物、文明堂のカステラ!なにがすごいって、文明堂のカステラのロゴが(いい意味で)かなり古いデザインのため、現在のパッケージデザインに落とし込みにくいところを、上手くハンコのようなデザインで取りまとめているところ。

こういったデザインって、どうしても古いデザインに引っ張られてしまって、古めかしく黒くて厳かなパッケージになりがちなところを、カジュアル路線で切り開いているところが素晴らしいです!

お気に入りデザイン4:長崎キャラメリー

Photo:長崎キャラメリー

長崎が続いておりますが、こちらはキーカラーがとても特徴的だったので、とりあげずにはいられませんでした!

土地にどこまで由来しているカラーなのかは分からないのですが、長崎の「レトロ感」をうまく醸成しているのではないかと思います。教会のキッチュ感をイメージしているのでしょうか。パターンなど、たまりませんね!かわいい~!

お気に入りデザイン5:焼きマシュマロ・タルト スモア 九州限定あまおう味

Photo:焼きマシュマロ・タルト スモア  九州限定あまおう味

こちらは東京駅で買える「焼きマシュマロ・タルト スモア」の九州限定パッケージ!スモアはとてもレトロなパッケージで前々から気になっていました!

優雅な曲線を描いているステンシルのようなロゴと、おしゃれなクッキー缶のようなモチーフで構成されたデザイン。ブルーもかわいいのですが、やっぱりピンクもかわいいですね!これなら東京の人にお土産として買って帰っても喜ばれること間違いなし!です。

まとめ

それでは統括として傾向を見ていきましょう!

お土産・ギフトのパッケージデザインは、「商品のイメージ画像」が使用されている面積が少ない傾向があるのですね!殆どデザインで構成されています。お土産のような「贈呈」のパッケージデザインと、流通にあふれている「自分消費・日常消費」のパッケージデザインは、素材・使用・形状から、デザインの傾向まで違います。

大きなポイントとして「箱にしっかりと入っている」ところが違うのですが、デザインも写真のビジュアルを極端に減らし、色面・ロゴのデザインで構成しているところが印象的だなと感じました。「ブランド感」の醸成として、そしてギフトデザインの要素として、重要なポイントになってくるのかもしれませんね。

とはいえ、筆者は日常的に触れるデザイン要素である「商品のイメージ画像」があるパッケージのほうが、最終的には手に取られやすいのではないかと感じました(もらった時に想起しやすいため)。また、こういったデザインの醸成の方法は、逆に日常消費するパッケージデザインに落とし込まれつつあり、最近では「リッチ・高級」系(「大人〇〇」と表現されるパターンも)のパッケージデザインに活かされていると感じます。

純粋に、もらったらうれしい!ただそのために選ばれるよう、日々試行錯誤されているのが「お土産」のパッケージデザイン。ときおり特集を組み、「自分消費・日常消費」のパッケージデザインと比較してみると面白いだろうなぁと感じた筆者でした。

さて、来週は、売り場が賑やかになってきた「秋のパッケージデザイン特集」です。お楽しみに!

以上パケコレでした。

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