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祝2020年!令和初の年越しで見つけた「寿ぎ」と「願掛け」のパッケージ【連載第25回】

画像:packagecollection

明けましておめでとうございます!packagecollectionです。(パケコレのプロフィールページはこちら。)

今回のテーマは、「寿ぎ(ことほぎ)と願掛けのパッケージ」!

今年は令和初のお正月ということもあり、市場にはクリスマスより日本文化にフィーチャーしたものが多く見られました。毎年見かけるものから、今年初登場したものまで、5種類をピックアップしてみましょう!

スターバックスコーヒー「キャラメルマキアート」

Photo:スターバックスコーヒー「キャラメルマキアート」

コンビニ・スーパー限定パッケージの干支デザインが、今年もお目見えです!昨年もイノシシが可愛かったのですが、ねずみ年もさすがのセンスですね。細やかなゴールドラメがキラキラとさりげなく光り、素敵でした。

グリコ「カフェオーレ」

Photo:グリコ「カフェオーレ」

昨年は受験をイメージしたパッケージだったのですが、今年は「年越し」をテーマにしたデザインでお目見え。梅とか松とか、縁起の良さが感じられます。

亀田製菓「ハッピーターン」

Photo:亀田製菓「ハッピーターン」

「おみくじハッピーターン入り」で、なんともお正月をどストレートに感じられるめでたいパッケージ!中身もラブリーなハート型と、気合いを入れまくりで素敵です。亀田製菓の本気を感じました。

アコメヤ「利き米セット五種」

Photo:アコメヤ「利き米セット五種」

アコメヤは令和新米セットを販売!過去の連載でも時々お伝えしていたのですが、贈呈用で高価格帯のパッケージは意外にもシンプルで、素材重視のデザインが多く見られます。「ギフト」らしさを醸成しているものが多いですね。

逆に流通に出回っていて低価格帯のものは、比較的「キャッチー」さを売りとした、可愛らしくて分かりやすいデザインが多く見られるのが特徴的です。

ロッテ「トッポ」

Photo:ロッテ「トッポ」

トッポは言葉遊びをすると「TOPPA(突破)」となるため、2012年頃から受験生を応援する特別パッケージを毎年このシーズンから出しています。今年度は「サクラサク」のような表現になっています。お守りのデザインも特徴的ですね。頑張っている人に渡したい、そんなパッケージです。

カンロ「梅のど飴」

Photo:カンロ「梅のど飴」

こちらも受験生をメインとした「願掛け」パッケージ。かなり正月っぽいデザインですが、12月下旬に発売してお正月から受験シーズンまでを彩るためのパッケージとも言えます。数種類のデザインがあるので、少しずつ受験に向けて士気を高めていけるようなパッケージですね。

まとめ

「寿ぎ」「願掛け」といえば、やはり松竹梅や紅白といったモチーフが「和」としての表現+縁起ものとしての定番でしょう。そこに加えて「ダルマ」「お守り・おみくじ(神仏系)」のモチーフも見られました。

受験系のデザインになってくると「桜」モチーフに変わってくるのですが、それらすべてが大衆のイメージする一般的な「和」風であったり「寿ぎ」感に繋がってくるようです。

しかし、高価格帯の商品は、そういったモチーフを使用したデザインが既にあふれているので、どのようなブランディングで「縁起の良さ」を醸成するかが難しいのです。筆者が思うに、逆手にとってかなりシンプルなものが多い印象でした。

年が明け、これからは受験シーズンです。より一層縁起物が増えるのでしょうか?みなさんも注目してみてください。

以上、パケコレでした。

  

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