今回は、フィンランドで多くの人に支持されているアイスクリームブランド、「3 Kaveria」(コルメ・カヴェリア、フィランド語で3人の友達の意味)をご紹介します。
アイスクリームの消費量が世界でトップクラス
フィンランドは、アイスクリームの消費量が世界でトップクラスと言われるほど、一年を通してよく食べられます。夏は街中に、アイスクリーム屋台が登場し、住宅街には車でアイスクリーム屋さんが出没、氷点下の寒い冬でもアイスクリームを頬張りながら歩く人の姿を見かけます。
ライフスタイルからアイスクリームを選ぶ
さまざまなアイスクリームブランドがある中でも特に人気の「3 Kaveria」は、2012年に3人の男性がスタートアップで立ち上げた小さな会社で、今では全国展開をするほどの急成長を遂げました。
その秘密は、時代に沿った各々のライフスタイルに合わせた、選べるアイスクリーム。
ウェブサイトでは、「全てのフレイバー」「ラクトースフリー(無乳糖)」「ヴィーガン」「シュガーレス(通常よりも30%減)」「ラクトースレス(乳糖減)」「グルテンフリー」などカテゴリー別に表示されており、自分好みの項目にチェックを入れると、どのフレイバーが対象か一眼見てわかる仕組みです。それを踏まえて、スーパーマーケットやデパートの食料品売り場などで購入が可能です。
また、パッケージ表記はもちろんのこと、ウェブサイトでは、ひとつひとつの商品に対して、原材料が細かく開示されており、アレルギー、乳糖不耐症、ヴィーガンを対象にすべての人が安心して購入することができるのも高く支持されている理由のひとつです。
無添加、着色料を使わずナチュラルにこだわり、基本材料やベリーは国産を使用、ソースは自家製で、体に良いヘルシー思考のアイスクリームを提案しています。また、乳糖不耐症の人が多いフィンランドでは、ラクトースフリー(無乳糖ミルク)はさまざまな商品に使われているほど一般的です。
国内をターゲットに絞り、豊富なフレーバーが揃う
味のレパートリーは豊富で、ベーシックなバニラ、キャラメル、いちご、チョコレートなどをはじめ、フィンランドらしい味として、シナモンロール、リコリス、ブルーベリー、クリスマス限定で発売されるジンジャーブレッド、カルダモンやシナモンをふんだんに使ったフレーバーがあります。ターゲットを国内に絞っていることが分かります。
このようにフィンランド人に馴染みのあるフレーバーを、ナチュラルをキーワードに、各々のライフスタイルに合わせ消費者が選ぶことができるアイスクリームブランドは、先進的でこれからも注目したいと思います。
3 Kaveria: https://www.3friends.com/fi
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