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ドイツ発スキンケア3ブランド比較|パッケージから見える"信頼感"の違い

スキンケア商品は国を問わずパッケージで伝える安心感が大事

ドイツのドラッグストアのスキンケアコーナー
スキンケア商品のパッケージには、清潔感や安心感、やさしさといった印象を伝えるための工夫が数多く取り入れられています。白や青、淡いピンクといった色使いや、シンプルで整ったデザインは、多くのブランドに共通して見られる特徴です。

ドイツのドラッグストアでスキンケア商品を見てみると、どれもシンプルで整った印象を持ちながら、大きく2つのタイプに分けられることに気づきます。
一つは、成分や数値、コンセプトといった情報をわかりやすく伝えることで、納得感や安心感を与えるタイプです。もう一つは、長年の実績やブランドイメージそのものによって信頼を築くタイプです。

ここからは、この2つのタイプを代表する3つのブランドを比較していきます。

印象的なグリーンがメインカラーの「Weleda」

Weledaの商品棚
まず見ていきたいのが、ナチュラル志向のスキンケアブランドとして知られる「Weleda」です。グリーンを基調としたパッケージデザインが特徴の「Weleda」。その落ち着いた色合いは、「自然由来」や「やさしさ」といったブランドの特徴を直感的に伝えています。「人と自然との調和」という理念を掲げる「Weleda」にとって、このグリーンは単なる色ではなく、その考え方を象徴する要素とも言えそうです。

Weledaのスキンフードのパッケージ
中でも代表的なアイテムである「スキンフード」は、"肌に栄養を与える"というコンセプトから名付けられた製品です。その名前の通り、乾燥した肌をしっかりとケアするアイテムとして長く愛されており、パッケージにもその世界観が一貫して表現されています。

また、「Vegan」や「Naturkosmetik」といった認証表示が目立つ形で配置されており、ナチュラル志向のブランドであることが一目で伝わる点も特徴です。製品の細かな成分を前面に出すというよりも、「どのような考え方で作られているか」や「どんなケアができるか」を直感的に理解できるような設計になっています。

さまざまな肌悩みに対応したラインナップ
店頭では、ブランドカラーであるグリーンを基調としながらも、成分や用途に応じて色分けされた商品が並んでいました。代表的な「スキンフード」をはじめ、さまざまな肌悩みや用途に対応したラインナップが揃っており、視覚的にも選びやすい売り場になっていました。

医療的な色使いが印象的な「Sebamed」

Sebamedの商品棚
次に見ていくのが、皮膚科学に基づいたスキンケアを展開する「Sebamed」です。「Weleda」が自然や植物のイメージでやさしさを伝えていたのに対し、「Sebamed」のパッケージは、白とグリーンを基調としたシンプルでクリーンなデザインが特徴で、どこか医療的な印象を受ける見た目になっています。

「Sebamed」は、ドイツの皮膚科医である「Heinz Maurer」によって開発されたブランドです。こうした背景もあり、肌へのやさしさや科学的な根拠を重視する姿勢がパッケージデザインにも反映されていると考えられます。

「pH5.5」という表記が目を引く
特に目を引くのが、「pH5.5」といった数値がはっきりと表示されている点です。この数値は肌と同じ弱酸性であることを示しており、製品の特徴を一目で理解できる重要な情報としてパッケージの中心に配置されています。肌トラブルに悩む人にとっては、華やかさよりも"安全性"や"確かさ"が重要な判断基準となるため、「敏感肌でも安心して使える」という信頼を、視覚的に明確に伝えるデザインが選ばれているのです。

このように「Sebamed」のパッケージは、感覚的なイメージではなく、具体的な数値や機能によって信頼を伝える設計になっています。「何が良いのか」を直感ではなく論理で納得させる、その姿勢がデザインにもそのまま表れていると言えるでしょう。

誰もが知っている安心と信頼の青い「NIVEA」

NIVEAの商品棚
最後に見ていくのが、ドイツを代表するスキンケアブランドの一つである「NIVEA」です。これまで紹介してきた「Weleda」や「Sebamed」が、成分や数値、コンセプトといった情報を通じて信頼を伝えていたのに対し、「NIVEA」のパッケージはやや異なるアプローチを取っています。

NIVEAの青い缶のパッケージ
特徴的なのは、あの青い缶に象徴される、長年ほとんど変わらないシンプルなデザインです。余計な情報を多く語るのではなく、色やロゴといった要素そのものによって「安心感」や「信頼」を伝えているのがNIVEAの大きな特徴です。

長い歴史の中で多くの人に使われ続けてきた実績が、そのままブランドイメージとして定着しており、パッケージを見るだけで品質を想起させる力を持っています。また、この一貫したデザインは、どの国でも同じ印象を与える"普遍性"にもつながっています。時代やトレンドに大きく左右されることなく、「変わらないこと」そのものが信頼の証となっているのです。

このように「NIVEA」は、情報やコンセプトを強く打ち出すのではなく、積み重ねてきた時間と認知によって信頼を築くタイプのブランドです。
その姿勢はパッケージにも表れており、シンプルでありながら揺るがない存在感を放っています。

ドイツの人にそれぞれのブランドについて聞いてみた

Q. 「Weleda・Sebamed・NIVEA」ならどのブランドを買う?
A. 「Weleda」を買います。ナチュラルなプロダクトとしてとても有名ですし、価格に見合ったクオリティーがあると思います。

ドイツでは、ナチュラルであることが"安心感"や"品質の高さ"につながっている印象があります。「Weleda」のパッケージからも、そうしたブランドイメージがしっかりと伝わってきます。

Q. スキンケア商品を選ぶ時に重視することは?
A. まずオーガニックかどうかを確認します。その次に価格を見ます。

ドイツでは、価格よりも先に"どのように作られているか"を重視する人が多い印象があります。パッケージに「Naturkosmetik」やヴィーガン表示が目立つ形で記載されている理由も、こうした価値観とつながっていそうです。

Q. 「Sebamed」のパッケージを見てどんな印象を持ちましたか?
A. 「Sebamed」はあまり知らなかったけど、"pH5.5"という表示を見て興味を持ちました。肌が敏感で、使うものに気を使わなきゃいけない時に良さそうだと思いましたし、パッケージを見て"良い商品なのかも"という印象を受けました。

ブランドを知らない状態でも、数値や機能をわかりやすく見せることで安心感につなげている点は、「Sebamed」らしい特徴だと感じました。特に敏感肌向けの商品では、"なんとなく良さそう"ではなく、"理由が見える安心感"が重視されているのかもしれません。

Q. 「NIVEA」にはどんなイメージがありますか?
A. 子どもの頃から使っていて、安心感があります。"ドイツといえば「NIVEA」"という感じです。

長年ほとんど変わらない青いパッケージは、多くの人にとって"昔から知っている安心感"そのものになっているのかもしれません。

まとめ

ドイツのドラッグストアのスキンケアコーナー
今回紹介した3つのブランドには、それぞれ異なる形で"信頼"を伝える工夫が見られました。

「Weleda」は、自然由来のイメージやブランド理念によって安心感を伝えるタイプ。「Sebamed」は、数値や機能を明確に示すことで、論理的な信頼感を築いているブランドです。そして「NIVEA」は、長年愛され続けてきた歴史やブランドイメージそのものが安心感につながっています。

実際にドイツ人に話を聞いてみても、「ナチュラルだから安心できる」「pH表示があると信頼できそう」「昔から知っているから安心感がある」など、それぞれ異なる理由でブランドへの信頼が生まれていることがわかりました。

パッケージは単なる外見ではなく、ブランドの考え方や価値観を伝える大切な要素の一つです。店頭で商品を見る時も、色やデザイン、表示されている情報に注目してみると、そのブランドが何を大切にしているのかが見えてくるかもしれません。

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