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進化が止まらない!「高機能チョコレート」のパッケージ(前編)

画像:packagecollection

こんにちはpackagecollection(以後パケコレ)です。

(パケコレのプロフィールページはこちら。)

前回の「機能性お菓子」のパッケージに続き、最近コンビニの売り場で増えている「高機能チョコレート」のパッケージを、2回に分けてご紹介!とても市場が盛り上がっているところなので、筆者もとてもワクワクです!ぜひお楽しみくださればと思います!

お菓子厳禁はもう古い!ダイエット中も食べられる「機能性お菓子」パッケージ

テーマは「高機能チョコレート」!

まずはじめに、「チョコレート」の付加価値として強化している機能を整理してみると、糖質オフ、食物繊維、乳酸菌入り、高カカオ(抗酸化作用)、ビタミン・アミノ酸などの栄養素、がありますね。これらはどれも「現代の人のお悩みに対してアプローチしている」という軸は、一貫しているのではないでしょうか。

■チョコレートは食べたい。でもカロリーや太ることが気になる→糖質オフ、食物繊維

■チョコレートは食べたい。でもどうせ食べるなら体に良いものがいい→高カカオ(抗酸化作用)、ビタミン・アミノ酸などの栄養素

このような「チョコ好き」に対しての付加価値をつけているところと、目の疲れが気になる、手の冷えが気になる、ストレスを軽減したい、甘いものは食べたいけど美容にも効果があり栄養もほしい、などの「現代人のちょっとしたお悩み」に対して切り込んだことが新しいなと思いました。どちらにせよ消費者は「どうせ食べるなら高機能なのがいいよね~」みたいなシンプルな考えだと思いますが。

それでは早速パッケージデザインを見てみましょう!

 1.糖質オフ

画像:ロッテ ZEROシリーズ チョコレート

前回に引き続き登場の「ZERO」です。ミニマムなデザインで、ロゴと商品画像だけでほぼ構成しているデザインが潔いですね。

サンセリフ体のロゴと、明朝、手書き文字といかにも「今時のおしゃれデザイン」で構成されていますが、キツくなりすぎていないのは、ベースカラーが優しいので「体にイイっぽい」をうまく伝えられているからでしょうか。

画像:明治 おいしいoff 砂糖ゼロ

画像:明治 おいしいoff 砂糖50%オフ

こちらは明治の「おいしいoff」シリーズ。どちらかというと、大衆向けデザインに近いですね。このカテゴリで赤を使ったパッケージって、実はこの「おいしい糖質off(まろやかミルク)」だけしか筆者は知りません!

商品画像と素材のビジュアルも抑えて使ってきていますね。ロゴが柔らかい書体なので、親しみを持たせています。

2.食物繊維

画像:グリコ リベラ スタイルフリー ミルク

画像:グリコ リベラ スタイルフリー ビター

リベラのシリーズは現在5カテゴリと増え、売り場でも一番目立っています。商品の形も「ZERO」と近しいので、差別化をするために「木目」などの素材感を用いてシーン訴求を行っているように思えます。

(※筆者の意図するシーン訴求とは:食卓・テーブルシーンを想起させるような「木目」などの素材を使うことで、自分事化を図る表現方法。)

ロゴも他の商品と明らかに違うのが、「手書き文字」というところ。手書き文字って、お土産のパッケージデザインとかにはよく用いられるのですが、どうしても視認性が下がるため流通(スーパー・コンビニ)ではあまり好まれない手法なのです。そこにリベラはチャレンジしていて、すごいと思います。実際、リベラのロゴは細くて他のパッケージよりもロゴの視認性が低いですよね。

画像:ミルク

画像:ビター

3.乳酸菌

画像:ロッテ 乳酸菌ショコラ

「乳酸菌入りチョコレート」で市場をうまく作ったのがこちらの「乳酸菌ショコラ」。今まで「GABA」と「低糖質」チョコレートくらいしか機能性がなかった市場に、新しく開拓していった商品がこちらだと思っています。

どちらかというと、チョコレートの素材をうまく見せつつ、機能訴求部分を大きく持たせメリットを伝えたデザインになっています。やっぱり「機能」の優位性を伝えるためにはPOPのような訴求要素がパッケージに入ってきてしまいますね。

チョコレート=茶色というイメージに「ブルー×白」をうまく付け足したデザインだなと思っています。

4.高カカオ(抗菌化作用)

画像:明治 チョコレート効果 72%

画像:明治 チョコレート効果 86%

いままで「優しい」「女性向け」のデザインが続いた中、こちらはカッチリしたデザインとカラーで「ちょいオジ」感。貫録を見せています。

商品の特徴もチョコレート本来の機能に着目しているので、そういったトンマナになっていったのでしょうか。

まだまだご紹介したい「高機能チョコレート」がありますので、次回に続きます!お楽しみに!

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