こんにちは、パケトラ編集部です。
皆さん、秋といえば何を思い浮かべますか?果物などがおいしくなって食欲の秋を楽しむのも、涼しくなって朝晩過ごしやすくなり運動を楽しむのも良いですよね。日本では紅葉がきれいになり、芸術や風情を楽しむ人も多いのではないでしょうか。今回は美術展で心を惹かれたグッズをご紹介します。
美術館が日本で2番目に多い東京
実は日本で1番美術館が多いのは、長野県であることをご存じでしょうか?東京都の美術館数は日本で2位だそうです。(長野県は110館で東京都は88館※2015年時点)
長野県に多い理由としては、避暑地として有名な軽井沢や蓼科などがあり、別荘数や旅館数が多いことが挙げられます。とは言いつつ、今回は東京で開催されていた3つの美術展のグッズをご紹介したいと思います。
時を超えるスタイル イブ・サンローラン展(国立新美術館)
2023年9月20日から国立新美術館で開催されていた「イブ・サンローラン展 時を超えるスタイル」は、没後日本で初めての回顧展ということで連日人気の展示会です。私が訪れた日も平日でしたが入場まで30分程度並びました。
デザイナーであるイブ・サンローランのデビューから引退までの半世紀に亘って女性のファッションをけん引してきた多くのコレクションが多く飾られています。館内は一部を除いて撮影禁止となっており詳しくはご紹介ができませんが、実際のワードローブはデザイン時から時代が変わった今でも着ることができそうなものばかりでした。
この部分のみ撮影が許可されています。みなさん1着ずつ写真を撮っていました。
さて、ではここではどのようなグッズが販売されていたのでしょうか。実は、人気すぎて連日売り切れとなっているものもあり、入荷予定が随時WEBサイトで更新されていたようです。
まずは定番のポストカード。ワードローブの写真がポストカードになっています。お気に入りの1枚を見つけることが楽しいです。コレクション性もあって何枚でも欲しくなる一品です。
次に、イブ・サンローランの絵をそのまま使用したアクリルキーホルダーです。
こちらはデザインによっては入荷待ちになっているものもあるようです(11月末時点)。
台紙のまま飾っておいても、キーホルダーとして使用しても良い、と宣伝されていました。裏面にはサンローランのロゴがあり分厚いアクリルで重厚感もあるグッズです。
最後にグッズの定番であるノートです。表紙は固い厚紙でマット調の紙で製本されています。ロゴがニスで光沢が出ていてシックで高級感がある印象を受けます。
中は罫線とロゴが入ったシンプルなスタイルです。
連作の情景 モネ(上野の森美術館)
次に印象派を代表する画家である。クロード・モネの作品を展示していた美術展です。上野公園にある美術館で開催されており、多くの人でにぎわっていました。
日本初公開となる作品や、印象派以前の作品も展示されており、モネの歴史と一緒に絵画の移り変わりを知ることができます。
美術展によくある目玉となる作品(画家)以外の作品を飾ることはせずに、今回展示されている作品はすべてクロード・モネのもので見ごたえがありました。
さて、ここで販売されていたグッズを一部ご紹介します。実は狙っていたグッズがあったのですが私が行ったころにはもう完売となっていて見ることもできませんでした。グッズコーナーは美術館の隣にある小さなスペースで、入るのに15分ほど並びました。多くの人がいたためにあまりゆっくりと見ることができずに直感で選びました。
やはりここでも定番はポストカードです。手軽に買えるので思わず手に取ってしまいます。私の好きな絵のポストカードがなかったのが残念でした。
次にマグネットとピンバッチです。マグネットは額縁も付いていて、小さな作品になっています。数種類展開されていたので何個か買って飾ってもよさそうです。
ピンバッジは3センチ程の小さいものですが、エポキシ樹脂でツヤとコロンとしたサイズ感が可愛いですね。これも数種類展開しているのでコレクションするのもよさそうです。
こちらは、お菓子の缶です。中にはかりんとうが入っています。絵画をモチーフにステンドグラス風にデザインされています。
クリアケースに入っていたのですが、中から取り出してみると額縁はクリアケースに印刷されていて驚きました。確かに絵画自体には額縁は描かれていないですもんね。額縁に入れて飾る、絵画だけの時には絵だけという飾られる絵画の状況を表しているように感じました。
中にはモチーフになった絵画のステッカーが入っています。
ここでも定番のノートは必須です。モネ展のノートはホチキスで中綴じされた薄いタイプです。会社でも学校でも気軽に使えそうな印象を受けました。
またこの他にもコラボグッズも展開されており、『PEANUTS』コラボグッズやアパレルコラボなど数多く展開されていました。
あなたのまわりは旅のヒントにあふれている ウェス・アンダーソンすぎる風景展(渋谷ヒカリエ)
最後にご紹介するのは「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」です。渋谷ヒカリエにて開催されていました。こちらは前売り券購入者のみ、時間予約制になっており、比較的ゆっくりと見ることができました。
また、展示物すべての撮影が可能になっていて来場者の方が思い思いに撮影していました。写真展を通してさまざまな国や場所に訪れたような気分になり、また新しい場所を発見することができます。展示場はそれぞれのテーマによって区切られており、色、音楽、香りでその世界に入っていくような気になりました。
テーマが変わるときには、その写真のコンセプトが書かれています。
また、写真は大きさがさまざまでその展示の仕方もそれぞれでした。小さな写真が所狭しと並んでいる場合もあれば、大きな写真が一つずつ並んでいる場合もありました。
カラフルで鮮やかな色合いの写真が多く、グッズもそれらの良さを生かしたものが多くありました。
例えば、こちらのフォトステッカーです。色味の似た風景写真を並べて台紙の色と合わせることで統一感のある仕上がりになっています。コレクションしたくなるかわいさですね。
そして定番のポストカードです。こちらも飾られていた写真をそのまま使用しています。好きな写真のポストカードを選んで飾りたくなります。思わず全部買いたくなりますが我慢をして印象的だった2点を選びました。
こちらも定番グッズのノートです。背表紙が四角になっているタイプで表紙は写真になっています。裏側も写真毎に色が異なっており、展示会場のカラフルさを表しています。
この展示会では、東京展限定グッズも多く販売されていて、ウェス・アンダーソンのロゴをあしらったグッズが展開されています。お土産にも喜ばれるかもしれませんね。
美術展グッズを見て感じたこと
美術展に欠かせないグッズは、定番になっているものもあればその美術展のテーマに沿ったグッズも多くあります。そして販売されているグッズの種類も様々です。人気なもの、製造数があまりないものは一人当たりの数量制限がされているなど、より多くの人の手に行き渡るような対策がされています。
美術展の思い出として、お気に入りの作品を手元に置いておくためなどグッズを購入する理由は人によってさまざまですが、ほとんどが会場でしか手に入らないものなので、お気に入りの一品を見つける楽しさもありそうです。
▼関連性のある記事
大英博物館の運営を助ける驚きのミュージアム・グッズたち
パリの大型美術館、ミュージアムショップで見た絵画とグッズのコラボ
ニューヨークのミュージアムストアで見つけた面白いパッケージのアイデア商品