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電子機器「マウス」のパッケージデザインを考察してみる【連載第31回】

画像:packagecollection

こんにちはpackagecollection(以後パケコレ)です。(パケコレのプロフィールページはこちら。)

今回のテーマは、電子機器「マウス」!

いつも食品を中心としているパケコレですが、今回はちょうど電子機器の「マウス」を2つ買うタイミングがあったので、個性あるそれぞれのパッケージを取り上げてみたいと思います!

ロジクール ワイヤレスマウス「SILENT Wireless Mouse」M220

Photo:ロジクール ワイヤレスマウス「SILENT Wireless Mouse」M220

鮮やかなグリーンの色味で目を引き付ける、シンプルなパッケージが素敵なロジクール。

マウスの商品名よりも「カチカチ音がしない」というコピーがメインで訴求され、マウスを買いに来た人に対して明確に商品のメリットを伝えています。



また、アイコンを特徴的に使用し、PCでの使用ツールと親和性が高いです。アプリなどのアイコンに近いコミュニケーションですね。食品系では使えない方法なのですが、こちらの業界ではこういったミニマルな訴求が合うのでしょう。

Photo:マウスには「しっぽ」がついているなどの可愛らしい訴求も!チャーミングでお茶目なプロダクトに、パッケージの細やかな部分で差別化されています。

エレコム Bluetooth(R)ワイヤレスマウス「CAPCLIP」 M-CC2BRSRD

Photo:エレコム Bluetooth(R)ワイヤレスマウス「CAPCLIP」 M-CC2BRSRD

クリップタイプになっているマウスで商品自体も面白いのですが、開くと商品詳細がわかるパッケージも特徴的です。先ほどのロジクールもミニマルで良いのですが、こちらはこちらで可愛い!本型になっているので、店頭でもフムフムと読めますね。

Photo:開いてもらうためのプルも用意されており、さりげなく「OPEN」と書かれています。

まとめ

ロジクールのマウスは見た目が普通なので、パッケージで覆い「静音」というキーワードで機能性を目立たせています。一方、エレコムのマウスは商品自体の特性を目立たせたいため、スケルトンで中身が見えるようになっています。それぞれの特徴が異なるため、上手くパッケージで表現していますね。

今回は珍しく食品以外のパッケージを取り上げてみました。そんなに購入頻度が高くないカテゴリだからこそ、「指名買い」という新たな切り口でコミュニケーションをとっていて、食品とは表現方法も違うところが面白く感じました!

以上、パケコレでした。

  

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