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テイクアウト、デリバリー、キャッシュレス決済…外食小売り店舗のこれから

 
ロンドンで躍進する“Crosstown doughnuts”の選ばれるビジネス戦略 
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はじめに

ロンドンでテイクアウト、ケータリング専門のドーナッツショップが躍進していると伊藤史子ライターのレポートにあります。そのビジネススタイルは日本にもやってくるでしょうか。

日本にも古くからの「ミスタードーナツ」を始め、2006年に「クリスピークリームドーナツ」が進出したり、2015年にはコンビニ各社が鳴り物入りで参入したりで、ひとつの外食分野を作っているドーナツですが、現在は今ひとつ停滞している市場です。そんな中、レポートにありますようにイギリスのドーナッツ店「Crosstown doughnuts」は新しい外食小売り店舗運営のスタイルについて私たちに多くのことを教えてくれていると思います。

「Crosstown doughnuts」で最も注目されるのは、テイクアウト、ケータリング専門であることとキャッシュレス決済、オンライン注文で成功していること。

まず、テイクアウト、デリバリー、ケータリングという業態です。日本の外食小売りドーナツ市場というと「ミスタードーナツ」が90%のシェア(2014年 富士経済)を持つが業績は停滞、先に触れた「クリスピークリームドーナツ」が2006年進出するも早くも2016年には縮小となり、また2015年にはコンビニ各店がドーナツに参入しドーナツ市場活況かと思われましたが、今はレジ横ケースにはない状態。

「ミスタードーナツ」の本質といえば、もちろん手土産ホームユースとしてのテイクアウト販売はありますが、住宅地の駅の一等地にある“カフェ”という役割が主となっていると思われます。常に混んでいる店舗もあります。それでも業績が思わしくないとすれば・・・

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